複数の画像に同様の処理を掛けたい事ってよくあるかと思います。
インターネットでシェアする画像に自身IDやサイト名を付加したり、ブログに投稿する画像の解像度を一定サイズに整えたり、と人によって様々だと思います。
複数の画像に同じ処理を行っていくのは地味に大変な作業ですが、Photoshopを使えばそんな煩わしさを感じることはなくなります。
ということで
今回はタイトルの通り「Photoshopのバッチ処理で写真を一括処理する方法」を紹介します。
アクションの作成
まずは「ウインドウ > アクション」でバッチ処理の内容を管理するアクションウインドウを表示させます。
次にアクションウインドウの下段の右から二つめにある「新規アクション作成」を実行します。
「アクション名」を分かり易い名前に設定して「記録」を実行します。
以降のPhotoshop上での作業はバッチ処理の内容として記録されます。
「ファイル > 開く」で画像を開きます。
そしてバッチ処理で行いたい処理をその画像に対して行い、バッチ処理の内容をPhotoshopに記録させます。
アクションタブでは記録させたバッチ処理の内容を見ることができます。
(上記画像ではファイルを開き、上下の枠縁をトリミング、保存)
バッチ処理の内容を記録し終えたら「ファイル > 別名で保存」でファイルを保存します。
「Web用に保存」にすると上手く動作しないようなので注意してください。
一連のバッチ処理の内容を記録し終えたので、アクションタブの下段左から二つ目のボタンでアクションの記録を停止させます。
ここまでの作業でバッチファイルの内容、アクションの作成は完了しました。
次はバッチファイルとして書き出します。
ドロップレットの作成
「ファイル > 自動処理 > ドロップレットを作成」を実行します。
基本的な設定は上記のような感じになります。
ドロップレットを保存(選択) | バッチファイルの保存先 |
セット | アクションのフォルダ |
アクション | 作成したアクション |
実行後フォルダ(選択) | バッチ処理を適用した画像ファイルの保存先 |
細かいオプションやファイル名に関しては状況に合わせて変更すれば良いと思います。
以上でドロップレットの作成は完了です。
最後はバッチファイルを実行するだけです!
バッチファイル / ドロップレット の実行
保存したドロップレットにバッチ処理をさせたいファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。
するとPhotoshopが起動し自動的に記録したアクションを実行して先ほど指定したフォルダに保存してくれます。
高機能な画像編集能力で有名なPhotoshopですが編集機能以外にも魅力的な機能が幾つもあります。
バッチ処理機能はとても便利なので、Photoshopユーザーの方は是非利用してみてください。