ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 感想レビュー※ネタバレ有り

かなり昔、今から数年前にブレイクしたホラーゲゲーム「ひぐらしのなく頃に」をWindows版でプレイすることにしました。

ノベルゲームは前回の「マブラヴ」「マブラヴ オルタネイティブ」をやって以来ですが、名作だけあって楽しんで進めることができました。

私「ひぐらしのなく頃に」はPS2版を中学生の時に購入してプレイしていたのですが、千と千尋の神隠しや病気系のTV番組さえ苦手だった当時の私は鬼隠し編だけプレイしてやめてしまいました。竜宮レナのおはぎ・夕食エピソードなんか怖くて怖くて…..

「ひぐらしのなく頃に」を中断して数年たった2013年11月、突如「ひぐらし」の黒幕というか結末というか「謎」はなんだったのか気になってしまい今に至りました。

本日付けで、「ひぐらしのなく頃に」の第1話「鬼隠し編」をクリアしましたので、感想レビューその他諸々記事にしてまとめようと思います。

 

尚、「ひぐらしのなく頃に」はミステリー系のノベルゲームです。ここから先はネタバレ満載ですので、現在未プレイで今後プレイ予定の方は覗かないことをおすすめします。

 

 

作品「ひぐらしのなく頃に」の概要

今回プレイした「鬼隠し編」は「ひぐらしのなく頃に」の第1話に当たるそうだ。ネタバレにならない程度、「ひぐらしのなく頃に」というゲームの概要についてwikiで調べたところ、1話の鬼隠し編」は4話ある出題編の中の1ルートらしい。2話の「綿流し編」以降は時間軸が「鬼隠し編」の最初に戻り主人公が別のアクションを起こして話が変わっていく仕組みになっているとのこと。

ひぐらしのなく頃に – Wikipedia
未プレイの方は目を通さないようにね。ネタバレ厳禁.

「ひぐらしのなく頃に」[鬼隠し編]感想レビュー※ネタバレ

 

 

「鬼隠し編」のあらすじを整理

「鬼隠し編」は大きく前半と後半で内容が分かれます。

[あらすじ]前半は主人公:前原圭一が「ひぐらしのなく頃に」の舞台「雛見沢」に引っ越し、園崎魅音や竜宮礼奈(レナ)、北条聡子、古手梨花が活動する部活動(部活名称なし)に加わり、雛見沢ライフをエンジョイするお話。ゾンビ鬼(おにごっこ)エピソードやハーレム(大富豪)エピソードなど日常的な明るいお話がメインです。時折、
富竹ジロウが圭一に「殺人事件」ことを仄めかすシーンも有りますが、圭一は疑問に思いつつもみんなと楽しく過ごす。

前半は「ひぐらしのなく頃に」の平和な場合の世界観に浸ってもらう時間ですね。核心の「マブラヴ オルタネイティブ」をプレイする前に「マブラヴ」をプレイするような感じ。世界観がつかめればOK

「鬼隠し編」ゾンビ鬼
(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 ゾンビ鬼より)

 

綿流しのお祭りの次の日から「鬼隠し編」は後半に突入します。

[あらすじ]綿流しのお祭りの当日、前原圭一は部活動メンバー(魅音、レナ、沙都子、梨花)と雛見沢の名誉市民(魅音任命):富竹とともに、早食い競争や射的ゲームを楽しむ。綿流しの終了後、圭一はカメラマン富竹と看護師の入江と小一時間、雛見沢にまつわる「オヤシロ様の祟」や「鬼隠し」についての話を聞く。

「鬼隠し編」綿流しのお祭り
(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 綿流しのお祭より)

 

[あらすじ]綿流しの翌日、圭一は大石刑事から富竹の変死と入江の行方不明の事件、その事件に魅音らが関わっていることを教えられ、仲間に小さな疑問を持つようになる。翌日のレナとの帰り道、自分に隠し事や嘘をついていないかレナに問いただしたところ、逆に隠し事をしていないか尋ねられ嘘をついたところ、レナに「嘘だ!!」と否定され恐怖で両膝をつく。

レナの名言「嘘だ!!!」
(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 レナと下校中より)

 

[あらすじ]帰宅後、自室で大石刑事にレナの異常性について電話で報告、レナの素性や過去の出来事について教えてもらう。1時間ほど大石刑事と電話で話していると、圭一の父親が部屋にお菓子を持ってくる。電話を切り上げ、父親を部屋に入れる。すると、父親は執拗にレナについて探りを入れてくる
ので、疑問に思い圭一が尋ねると、レナが1時間前にからついさっきまで部屋に来ていたと聞かされる。父親は2階の部屋の前までレナを目撃している、圭一はレナを部屋に入れていない…..圭一はレナが部屋の前で1時間、圭一と大石刑事の電話を聞いていたことを知る。

レナに盗み聞きされた圭一
(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 自室にて)

 

[あらすじ]一連の出来事から圭一は、レナに恐怖や疑問を抱かずに入られなくなり、精神的な不調を理由に学校を休む。病院で風邪薬をもらった帰り道、大石刑事と遭遇しお昼を一緒することになる。街から出た飲食店で圭一は大石刑事から「オヤシロ様の祟」や「鬼隠し」は、部活動メンバーの全員に関連していることを教えられる。お昼すぎの午後、魅音とレナがお見舞いに「おはぎ」を持ってくる。そして、魅音が薄気味悪い形相で「お昼何食べた?」「明日学校休んじゃ嫌だよ↓」「おじさんにわからないことはないからね」といった言葉を残していく。

園崎魅音と竜宮レナが前原圭一のお見舞い(おはぎ)
(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 前原圭一の自宅より)

 

[あらすじ]今回のお見舞いを仲間からの最終通告・最終警告と受取り、今までの不穏な事件や疑いをすべて忘れようと決意した圭一。部活動復帰の手始めにレナの作ったおはぎを当てるため、一口ずつおはぎを口にしていく。1つだけ丁寧に作られたおはぎをレナのおはぎだと推測し、美味しくいただくと口の中に異物が…髪の毛かと思い手にとって見ると…それは「裁縫針」だった。圭一はおはぎを力いっぱい壁に投げつける!

レナの手作りおはぎを食べると中から「裁縫針」がぁ......
(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 前原家のリビングにて)

 

[あらすじ]「おはぎ事件」の翌朝、「魅音はきっと仲間思いの良い奴、知りえないルール違反を犯した俺に最後のチャンスをくれたんだ」と解釈し、平穏な毎日に戻ろうと考える。だが、学校の自習の時間、圭一は自分の置かれている状況を再確認し、レナたちの恐ろしさと自分の甘さに気づく。放課後の部活動には参加せず、1人で帰宅し、金属バットを武器として持ち歩くことや保険に日々の出来事を日記として保存することに決める。

部活動脱退、魅音・レナと対立する道へ

 

[あらすじ]金属バッド確保のために早めに登校した圭一は白いワゴン車に轢かれかける。ぎりぎりのところで回避できたが、今まで以上に見の危険に気を配るようになる。学校に到着後、クラスルームのロッカーからバットを拝借し身に付ける口実に素振りを始める圭一だったが、下校中にレナから北条悟史について聞かされる。帰宅後、両親が仕事の都合で家を空けることに….両親が在宅しているように振る舞おうとした圭一だが、レナが夕食のお弁当を持って家を訪問してくる。キーチェーンを付けたまま玄関で出迎えお取引願おうとするもどうにも引き下がらないレナ。両親の不在、セブンスマートでの尾行を告げられた圭一は、レナの指ごと玄関の扉を閉める。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい

雨の中謝るレナ

(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 前原家の玄関にて)

 

[あらすじ]翌朝の学校で、魅音に素振りをやめるように言われた圭一は「俺は簡単に殺されない!」「一連の事件はお前らだと疑っている!」と言い放つ。魅音は涙を浮かべ、圭一にそれらを吹き込んだ大石を殺してやると1人つぶやく。

魅音の豹変
(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 学校の校庭にて)

 

[あらすじ]その日も1人でバットを携帯して下校していた圭一は、斧を持ったレナに追いかけられる。必死に走ってダム近くまで逃げ切った圭一だったが、今度は黒尽くめの2人組との戦闘になりあえなく捕獲される。

斧を持ったレナに追い掛け回される圭一
(ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 雛見沢の何処かより)

 

[あらすじ]黒尽くめの2人組に捕まって、目が覚めると自室の布団の中。レナと魅音が優しく看病してくれていたが、会話が不穏な空気になっていき、圭一はレナに羽交い絞めにされてしまう。魅音は注射器のようなものを取り出し、「富竹と同じ目に遭ってもらう」と圭一に告げる。※富竹は自分の喉を掻き毟って死亡した

魅音「富竹と同じ目に遭ってもらおうか」

注射器を打たれる直前に前原圭一が.....

 

[あらすじ]机の脇に無造作に置かれた悟史のバットに手を伸ばして…..ドンッドンッドンッ!グチャッ♪

[あらすじ]主人公:前原圭一、園崎魅音と竜宮礼奈(レナ)を撲殺。そのすぐ後、魅音とレナに呼ばれた「監督」と黒ずくめの男4〜5人が前原家に到着。危険を察知した圭一は遺書と注射器を時計の裏にセロハンテープで貼り付け、勝手口から逃走する。

注射器を打たれる直前の前原が取った行動とは

 

[あらすじ]必死で逃走し山奥まで逃げる圭一、ひぐらしの鳴き声を頼りに走っていたが、途中で「俺が悪いのか?」「悪かったのかよ」「なら謝るさ」等々の後悔や謝罪に変わっていく。最後には「ごめんなさい」と何度も謝る。「ひぐらしだけが知っている気がした」でフェードアウト….

ごめんなさいと何度も謝る前原敬一t

 

圭一の視点は前回を最後にして、最終パートの主観は大石刑事に移る。

仕事仲間と麻雀について話していたところ、公衆電話から大石刑事宛の1本の電話が届く。圭一は激しい咳や嘔吐を繰り返しながら言葉を紡ぎ、「ごめんなさい」最後に小さくつぶやき死亡する。

走っても走ってもピッタリと食っていてくるオヤシロ様

前原圭一の背後にいったい何が

 

[あらすじ]前原圭一の死亡後、事件の調査が行われた。時計の裏にセロハンテープで貼り付けた注射器は何者かに回収され、遺書は一部が切り取られてしまう。圭一が命をかけて入手した証拠は世間の目を浴びることはなく、事件は永遠に葬り去られてしまった….

 

 

「鬼隠し編」の感想・レビュー

さて、長々とあらすじをまとめたところで「鬼隠し編」をプレイした感想に移ります。

プレイした感想として書きたいことは色々有りますが、Point1は「とにかく怖い!」

もうとにかく怖い。「鬼隠し編」は初見プレイじゃないのに、大体の話は知っていても怖い。背筋に寒気が走る程度には怖い。お見舞いの品の手作りおはぎに、裁縫針がはいってるとか怖すぎる….セブンスマートに家族でお買い物している時にも、レナが尾行してたとか怖すぎる….レナの笑い方も生理的に受け付けないレベル出し…異常だよ….

Point2は「絵が独特」

Windows版は絵が古臭い?というか、あまり萌える絵じゃないので一見残念ポイントなんですが、この独特の絵のせいで怖さがかなり強調されているような気がします。魅音やレナの人が変わったようになるシーンのあの目の濁り具合が半端じゃない、「嘘だ!!」の場面の目がつり上がった絵なんて怖すぎて凝視できない….

元々PS2版をやっていたのでWindows版のキャラデザには違和感があったのですが、いまでは全然違和感がないほどにこの絵に慣れました。むしろこっちのキャラデザのほうがしっくり来るようなきさえします。キャラクターの性格にマッチしてるんですよね。前半のキャッキャウフフのお話も後半の奇怪でこわーいお話にも凄いマッチしてます。

Point3は「伏線」でしょうか?

私は「伏線」とか文系っぽい内容に弱いのですが、それでも色々気になることがありました。玄関でピッタリの背中にくっついている女の人の気配を感じたという現状意味不明なシーンや圭一が最後に語ったオヤシロ様とか後ろに何かいるとか。

私が気づいたのでも幾つか「伏線」となるようなものがありました。これがどこで解決されるのか、第2話の「綿流し編」で解決するのか、第5話以降の解答編で解決されるのかわかりませんが、これら伏線の回収も気にしながら進めていきたいと思います。

 

 

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ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」の感想 レビュー あらすじ諸々 (※ネタバレ有り)
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