先日KONAMIから遊戯王のスマートフォン向けアプリの配信が開始されましたね。
幼稚園、小学生、中学生と遊んでいたカードゲームで懐かしさもあって早速インストールして遊びまくりました。
今回は遊戯王デュエルリンクスを遊んで引退するまでの感想などを書いてみようと思います。
懐かしのカードが多数
GBAやPSPのようにストラクチャーデッキが豊富でその当時の最新カードがメインに使えると言ったような感じではなく、初期のデッキはATK500~1000程度のバニラカードを主力に戦うことになります(笑)
本当にゲームボーイ時代で登場していたようなカードを使うことになるので、序盤は魔法や罠の掛け合いは少なく、如何に相手よりも攻撃力の高いモンスターを召喚するかという試合になります。
現役のOCGプレイヤーあたりは退屈に感じるかもしれませんが、遊戯王から離れていた自分としては、アニメや漫画で登場していた懐かしのカードをスマホで遊べるのはとても楽しく遊べました。
対戦環境 (ランクマッチ)
ランクマッチはブロンズ、シルバー、ゴールド、デュエルキングといったランク付けになっていて、2週間程度で成績がリセットされるシステムのようです。
2016年11月末の状況としては、比較的簡単にワンキルコンボができる「カラテマンデッキ」や高い攻撃力とフィールド魔法を活かした「恐竜デッキ」、入手が容易な魔法使いを主力にした「闇の力デッキ」などが多い印象です。
個人的に厄介だと感じたカードを何枚か挙げると
「魂を食らうものバズー」
墓地のモンスターカードを除外することで4つ星モンスターにして、ATK2500まで上昇する強力カード。おまけに相手ターンの終了時まで高価が持続するので生存性も高く、こいつが出てくるだけで状況が一転することもしばしば。墓地モンスターを除外するため「自律行動ユニット」などで相手に墓地を再利用されることを防止できるのも強い。
「魔導獣ケルベロス」
魔法カードが発動されるたびにATK500ポイントアップする魔法使い族モンスター。現状のカードプールでは罠カードが圧倒的に弱く魔法カードが主力になるため、フィールドに出ていても相手は魔法カードを使わざるを得ない状況になり試合を有利に進められる。またダメージステップ時にツイスターなどの速攻魔法を発動することで、援軍を使わずに返り討ちにできるのも強み。
「ワンダーバルーン」
攻撃力が全ての現環境で圧倒的な存在の魔法カード。カウンターを1,2個積むだけで相手の攻撃が止まり制圧できます。如何に早くバルーンを展開し守りきれるかが勝負になります。
[ツイスター」
500LPを払って表側の魔法・罠カードを破壊する速攻魔法カード。強力なワンダーバルーンや相手のフィールド魔法を破壊するのに必須のカードです。魔法使い族デッキは標準ATKが1700(1500+200)程度ですが恐竜族デッキはATKが1900(1600+300)と非常に強力なので、ツイスターを持っていないと戦えないと思います。
「破邪の大剣バオウ」
攻撃力500ポイントアップに加えて先頭で破壊したモンスターの効果を無効化する装備魔法カード。儀式モンスターや4つ星モンスターを装備魔法で火力の底上げをしてフィールドを制圧する現環境で、ハネハネや死の四ツ星てんとう虫への唯一の対抗策として多くのデッキで採用されています。
「エネミーコントローラー」
相手モンスターの表示形式の変更やコントロールを奪うことができる速攻魔法。海馬Lv40から入手可能。ノーコストで相手の攻撃を止めて守備表示にさせ死に体にすることができ、さらにはモンスターを1体リリースすることで相手モンスターのコントロールを奪うこともできる万能カード。
「援軍」
味方モンスターのATKを500ポイントアップさせる罠カード。現環境で唯一の実戦向きな罠カードで、相手のモンスターをノーコストで返り討ちにできるため強力です。
マイデッキ
自分は「恐竜デッキ」と「魔導獣デッキ」でデュエルキングのランクまで上がりました。
「恐竜デッキ」
竜崎のスキル「恐竜王国」で恐竜族のATK・DEFを300ポイントアップさせるジュラシック・ワールドをキーカードとして展開するデッキです。
恐竜族でATK1500の「屍を貪る竜」と「二頭を持つキングレックス」をフィールド魔法でATK1900まで底上げし、必要に応じて魔法・罠でATKをアップさせてフィールドを制圧します。
現環境の標準攻撃力は、フィールド魔法の恩恵を受けない「アックス・レイダー」のATK1700やフィールド魔法「闇」で底上げされた魔法使い族のATK1700が主流のため、4つ星ATK1900の恐竜族デッキは相手に魔法・罠で迎撃されない限り力負けしないので本当に強いです。あとは厄介なワンダーバルーン対策にツイスターを2枚ほど入れて対策をして、こちらもワンダーバルーンを2枚ほど入れておけば相手は為す術がなくなります。上級の恐竜族はあまり優秀ではなく事故率も上がるので、火力要員にバズーを入れていました。
「魔導獣デッキ」
遊戯のスキルでフィールド魔法の「闇」を展開し、「魔導獣ケルベロス」を主力とした魔法使い族モンスターで組んだデッキです。
攻撃力は1700(1500+200)と恐竜族デッキに比べて200ポイントほど劣りますが、魔法を使うたびに攻撃力の上がるケルベロスの圧倒的な瞬間火力でゲームを制します。
現環境が魔法ゲーなので先攻でケルベロスを出しておいても、相手はバルーンなどの魔法カードを使わざるを得ない状況になったり、魔法カードの発動を制限することができます。
自分のターンにはバールンや装備魔法で攻撃力を上げ、相手のダメージステップ時にはツイスターなどの速攻魔法を発動して攻撃力を上げて返り討ちにします。
魔法使い族の基本攻撃力は高くないので援軍で補助は必須になります。
引退の理由
国民的カードゲームの遊戯王だけあってとても楽しく、リリース開始から2週間ほど経った今でも無料アプリランキング1位、売上げランキング5位と好評のようです。
自分は1週間でステージ37まで進めて色々デッキを組んでみたりしたのですが、このあたりからゲームの加速感がなくなりました。
ゲームの加速感というのは、序盤はステージが簡単に上がって、キャラのレベルも簡単に上がるので、パックを購入できるジェムが沢山貰えます。しかしステージ37あたりになると、NPCのカードは強力なカードになりステージは全然上がらないため、同じカードで強いNPCと何度も戦わされることになります。
また従来のコンシューマゲームのようにカードプールが豊富で簡単にパックが購入できればいいのですが、スマホの課金ゲームということもあってカードの種類は少なく、もらえるジェムも限られているので、色々なデッキを試すこともできず段々と熱も冷め飽きが来ます。
あとスマホゲームの定番の期間限定イベントなどもないためこれといった目標も無く、モチベーションが上がらず1週間で引退しアカウントを売却することにしました。
個人的な不満点を上げましたが、パック購入がよくある従来式のガチャではなくボックス方式なのはとても良心的なシステムでいいと思います。
誰でも続けてさえいればパックに封入されている強力なカードを手にできるこのシステムは、他のスマホゲームも追従して欲しいと思うくらい良心的なシステムだと思います。
自分はプレイを終了しましたが、まだリリースされて1ヶ月も経っていないので、今後のアップデートに期待したいと思います。