Linux(Ubuntu)では自動でSDカードなどのデバイスをマウントしないため、SDカードをマウントする方法について記します。
デバイスの接続
まず、PCにデバイスを挿入します。
今回は、TranscendのUSBリーダーにSandisk製のSDカード(16GB/Fat32)を挿入しました。
デバイス名の確認
次に、dmesgコマンドでSDカードのデバイス名を確認します。
# dmseg [ 2424.169486] usb 1-1.2: new high-speed USB device number 7 using ehci_hcd [ 2424.266445] scsi10 : usb-storage 1-1.2:1.0 [ 2425.267199] scsi 10:0:0:0: Direct-Access TS-RDF5 SD Transcend TS37 PQ: 0 ANSI: 6 [ 2425.268586] sd 10:0:0:0: Attached scsi generic sg1 type 0 [ 2425.555062] sd 10:0:0:0: [sdb] 31116288 512-byte logical blocks: (15.9 GB/14.8 GiB) [ 2425.556419] sd 10:0:0:0: [sdb] Write Protect is off [ 2425.556427] sd 10:0:0:0: [sdb] Mode Sense: 23 00 00 00 [ 2425.557660] sd 10:0:0:0: [sdb] Write cache: disabled, read cache: enabled, doesn't support DPO or FUA [ 2425.563653] sdb: sdb1 [ 2425.567517] sd 10:0:0:0: [sdb] Attached SCSI removable disk
dmesgコマンドの表示の終わりの方に接続したデバイスに関する記述がないか探します。
ここではUSBデバイスとしてTranscendのUSBカードリーダーが”sdb”として認識されていることが分かります。
デバイスのマウント
最後に、mountコマンドでデバイスをマウントします。
# mkdir /mnt/sdb1 # mount /t vfat /dev/sdb1 /mnt/sdb1
マウントの前にmkdirコマンドでsdb1用のフォルダを作成しています。
マウントの確認
実際にマウントされたのか、dfコマンドを使って確認します。
# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda8 29G 9.4G 18G 35% / udev 1.9G 12K 1.9G 1% /dev tmpfs 390M 852K 389M 1% /run none 5.0M 0 5.0M 0% /run/lock none 2.0G 176K 2.0G 1% /run/shm /dev/sdb1 15G 112K 15G 1% /mnt/usb-sd
無事システムが認識したことが確認できました。
アンマウント
デバイスを取り外す際には、umountコマンドでアンマウントします。
# umount /mnt/sdb1
アンマウントの確認
マウントの際と同様に、dfコマンドで確認してみます。
# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda8 29G 9.4G 18G 35% / udev 1.9G 12K 1.9G 1% /dev tmpfs 390M 852K 389M 1% /run none 5.0M 0 5.0M 0% /run/lock none 2.0G 176K 2.0G 1% /run/shm
アンマウントの成功が確認できました。
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<dmesgコマンドでSDカードのデバイス名を確認します>というのは、
ルートで dmsegと打つのですか?dmesgと打つのですか?どっちですか?
やったことないので迷ってます。
dmesg が正しいようですね