Windowsで利用しているEmacsのinit.el(設定ファイル)を実機のUbuntuに持ち込んだところ、正しいディレクトリに置いたにもかかわらず設定が反映されない。
何故だろうと思い手持ちのEmacs関連の書籍を読み返すと.emacsという設定ファイルが存在する場合は、そちらの設定が優先されることが分かりました。
Emacsの設定ファイルの優先順位
- ~/.emacs.el (emacs.elc)
- ~/.emacs
- ~/.emacs.d/init.el (init.elc)
- ~/.emacs.d/init
大竹智也 (2012). Emacs実践入門 技術評論社
今回反映させようとした設定ファイルは~/.emacs.d/init.elで、以前から反映されている.emacsの方が優先順位が高いことが確認できます。
この書籍ではバックアップの利便性から~/.emacs.d/init.elを推奨しているので、.emacsファイルを削除して反映させました。
Emacsは複数の設定ファイルが利用できるようになっているようなので、それぞれの優先順位をしっかりと把握しておこうと思います。
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