manページは出来る限り原文の英語版を読みたいところですが、日本語のmanページが読みたいときもあります。
そこでLinux/Ubuntuで基本は英語のmanページを表示し、必要に応じて日本語のmanページを見れるように設定してみます。
設定
設定例です。
# 環境変数LANGの確認 hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ echo $LANG ja_JP.utf8 # 設定できる値の確認 hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ locale -a | grep en en_AG en_AG.utf8 en_AU.utf8 en_BW.utf8 en_CA.utf8 en_DK.utf8 en_GB.utf8 en_HK.utf8 en_IE.utf8 en_IN en_IN.utf8 en_NG en_NG.utf8 en_NZ.utf8 en_PH.utf8 en_SG.utf8 en_US.utf8 en_ZA.utf8 en_ZM en_ZM.utf8 # 環境変数LANGに米国英語を設定 hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ export LANG=en_US.utf8 # 環境変数LANGの確認 hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ echo $LANG en_US.UTF-8 # 利用できる日本語の値の確認 hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ locale -a | grep ja ja_JP.utf8 # 日本語manページのインストール hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ sudo apt install manpages-ja # エイリアスの設定 hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ vi .bashrc alias jman='man -L ja_JP.utf8' # .bashrcの設定反映 hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ source ~/.bashrc
せって内容はコメントの通りです。
変更する際に利用可能な値の確認し、環境変数LANGを日本語から英語に変更します。
また、日本語で表示する際のコマンドオプションが面倒なため、エイリアスの設定も一緒に行っています。
エイリアスの設定はここでは~/.bashrcに記述しています。
使い方
# 英語manページを表示 hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ man man # 日本語manページを表示 (オプション付き) hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ man -L ja_JP.utf8 man # 日本語manページを表示 (エイリアス) hiyoshi@desk-ubuntu16:~$ jman man
オプションなしで英語のmanページが、Lオプションを利用すると日本語でmanページが表示されます。
Lオプションの指定が面倒ですがエイリアスを設定すると使いやすい。
その他
manコマンドのLオプションを使わない方法。
# 英語表示 $ LANG=c $ man man # 日本語表示 $ LANG=ja_JP.utf8 $ man man
manコマンドのようにオプションで言語指定ができないコマンドはこれを使うとよさ気。
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