中学生の頃から始めてみたいなと思っていた株式投資、遂に始めました。
ようやく私も株デビューです。
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株を始めた理由
私は株を始めた理由はいくつあります。
株トレーダーへのあこがれ

6つも8つのディスプレイを眺めて株を取引する株トレーダー。
経済や企業についての情報を集めて、資金を投資し利益を得るスタイルにずっと憧れていました。
競馬やパチンコなどのギャンブルとは違う

私は競馬やパチンコなどのギャンブルには嫌悪感があるんですが、自然と株トレードには抵抗がありませんでした。
よく株トレードも競馬やパチンコと同じようなギャンブルと考える方もいますが、私は異なるものだと思っています。
確かに株トレードもそれらと同じ用に、資産を多く持っている人や銀行、上場企業の関係者の方が有利かもしれません。
それでもパチや馬などのギャンブルと比べて、株のは経験を積み活かすことでギャンブル要素を減らすことができます。
また株トレードを行うことは、経済に興味を持って様々な情報を収集する必要があるので建設的です。
過激な国際競争、日系企業の応援
また保守的な思想に目覚めてからは、日系企業の応援をするために株式投資を始めたいと思うようにもなりました。
現在の不況の時代には銀行に貯金をしても利率は微々たるものですし、莫大な資本を必要とする企業にとっても投資家にとってもWin-Winの関係になれます。
近年は中国企業の影響力が拡大し国際競争がより厳しくなっているので、株式投資という形で日系企業を応援していきたいという思いもありました。
株は悪ではない
日本人は学校教育で株について正しい知識を学ばず、株に対して消極的だと聞きますが、そのとおりだと思います。
メディアの影響か、知識不足のせいか、株は破産する危険なギャンブルだという認識があるようですが、株は株でも現物取引なら信用取引のように破産する心配はありません。
例えるならクレジットカードとデビットカードの関係と同じような感じですね。現物取引なら所持金以上は使えません。
株で破産するような人たちは、自分の資産の何倍、何十倍にも当たる資金を信用取引で借りて株トレードをしています。
一度で一攫千金が狙えるメリットを享受する以上、失敗した際に一度で破産するくらいのデメリットくらいは当然です。
株が悪いわけではなく、覚悟もなしに信用取引で株トレードを行う人が悪いように思います。
(株の世界について熟知しているわけではないので真実と違えばすいません。)
私も株取引、株式投資を行う一人となり、株で利益を出して、少しでも多くの人が株に興味を持ってくれたらいいなと思います。
単純に資金を増やしたい
もっとも基本的なことですが資金を増やしたいという思惑もあります。
私は通帳に貯金があると、別段必要でもないものを衝動買いしてしまう質なので、株取引をしながら将来に向けて貯金をしていくという方法は自分にあっている思いました。
初めての株式購入
初期資産は28万円程度を準備しました。
よく言われる初期資産100万円を用意とまではいけせんでしたが、まずは株を楽しむつもりで始めることにしました。
実際に株を購入してデビューしたのは2016年5月24日です。
三菱自動車の株

まず時事的に注目したのが、燃費不正問題で株価が半分の550円程度まで値下がりしていた三菱自動車株。
天下の三菱グループの自動車部門であり、最盛期にはオフロードSUVのパジェロや国内外で人気の高いスポーツカーのランエボなどを生産販売していた会社です。
2000年、2004年に発覚したリコール隠し問題が影響して企業規模が縮小、ラインナップも減少。
アウトランダーPHEVなどの電気自動車で他メーカーよりも先駆していましたが、2016年の軽自動車燃費不正問題が発覚して倒産の危機に陥り、現在は日産自動車の資本を受ける形で協議が進められています。
燃費不正問題で株価が半額になっているので、非常にお買い得感があります。
また日産が30%の資本を出資する形で協議が進められており、海外、特にアジアでの販売が好調だったので、後々株価が上る可能性も大いにあります。
個人的な感でも、仏カルロス・ゴーンが経営権を握れば、三菱自動車も日産自動車同様にかるーく立て直りそうな気もします。
株価も550円程度なら500株ほど購入できるので、一度は購入を検討しました。
検討しましたが、実際のところ株の購入までには至りませんでした。
というのも、日産が実際に資本を注入するのは10月頃までずれこむ予定で、三菱自動車が他に負債事項を隠していれば状況が大きく変化することになるからです。
ついこの前、シャープが台湾の鳴海に買収される際に起こった事案で考慮しないわけには行きません。
また3度目の不祥事を起こした三菱自動車を見限る人も大勢でています。
私は三菱自動車はこれからも残って欲しい会社なので応援したいとは思っていましたが、株を始めたばかりにしてはあまりにリスクが大きいかなと思い諦めました。
東芝の株

次に総合家電メーカーで日立製作所に次いで第二位の東芝。
2006年に米原子力大手のウェスでィングハウスを6370億円で買収。
その後、東日本大震災による福島第一原発事故により原子力発電の依頼が激減、経営が悪化し、粉飾決算で大問題となりました。
国産第一号の冷蔵庫や洗濯機、掃除機などを販売。
発電用タービンや原子炉などを製造、軍事関連では地対空ミサイルなどを開発している国策企業です。
粉飾決算は犯罪、資金も十分にないのに無計画に米ウェスチングハウスを買収したなど各方面から非難されている東芝ですが、東芝ほどの企業を潰すのはまずいです。
株価は低値の225円程度でこれまたお買い得な感じはします。
日本を代表する国策企業なので簡単につぶれてしまっては困ります。
シャープのような企業を売却処分するのとは訳が違うと思います。
なので買い支えてあげたいところですが、、、経営回復の目処がつかないどころか不安材料しかありません。
まず原発事業は福島第一原発事故の影響でほとんど収益は見込めないように感じます。
ちなみに東芝が力を入れていたのがその原発事業です…
次にこれまた主力の半導体事業ですがこれも危ういです。
半導体事業には継続した開発費用の出資が必要ですが、今回の経営悪化を受けて開発費用を捻出できない可能性がでてきました。
開発費用を捻出できない場合、競合相手の韓サムスンなどに大きく離されます。
子会社の東芝メディカルシステムをキャノンに売却してキャッシュを作りましたが、経営が回復しないかぎり時間の問題というかなり厳しい状況。
おまけに、私達が慣れ親しんだ東芝の白物家電は、既に中国の美的集団に売却済みと寂しい事態になっています。
三菱自動車同様に株を購入して応援していきたい企業ではありましたが、あまりにリスクが大きいため東芝も断念しました。
トリドール(丸亀製麺)
結果的に選んだ企業は丸亀製麺を擁するトリドールグループです。
丸亀製麺は祖父母との食事の際によく行くうどん系の外食チェーン店で、比較的ヘルシーで高齢者でも気軽に食べられるお店です。
調理場との間に壁がなく一望できるので衛生面での心配も小さく、待ち時間もそれほど長くないので本当に気軽に食べに行けます。
うどんにトッピング程度しかレパートリーがないためか、回転率もよく座席待ちになったことはありません。
今後、少子高齢化社会が加速していくとすればうどんチェーン店は他のチェーン店よりも希望があると思います。
株価の方も現実を反映して好調で、安定した右肩上がりのグラフになっていました。
気になった時に買っておけたらよかったのですが、その時はまだ資金も足りず株デビューを漠然と考えていた時期なので已む無し。
大分値上ってしまった感はありますが、今後も成長が期待できると予想して一株2695円の100株269,770円で約定しました。
記事執筆現在、トリドールグループの株価は2748円、ここで利益確定をすれば+5,000円となります。
大学を卒業して職に就くまでは、現物取引の長期保有を予定しています。
長期保有だとあまり株の面白みがありませんが、今の少額な資金で空売りができない状況でのトレードはジリ貧になるかなと思っています。
当面の間は、株の世界に慣れ親しんで、情報収集をメインに活動していきます。
全体的な目標は、負けない株、退場しない株。
利益は二の次で、とりあえず株を楽しみにながら少しずつ資金を増やしていきたいです。
株の悲劇
おまけ
初めて数日ですがアキュセラの株が大暴落して大損害を被った方が多数いたみたいですね。
アキュセラ大暴落からストップ安へ
本来は手術が必要な加齢黄斑変性を治療薬だけで治すために開発を進めていた創薬ベンチャー企業のアキュセラ。
期待に期待が積み重なって一時は7,000円代まで突入しましたが、臨床試験の結果、治療薬では高価がないことが判明して株価が急落。
報道があった26日時点でストップ安となり、27日もストップ安が継続、現在の株価は4090まで下落しました。
2016年5月27日10時頃の板情報のスクリーンショットになりますが、売りが凄いことになっています…
終いにはインサイダー取引の疑惑も出てきて、日本取引所グループが調査に乗り出すそうです。
どう決着がつくのか見ものですね。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉の通り、自分に当てはめて教訓としていけたらいいんですが、こういうのは自分で失敗しないと学べないのかも。