Ubuntu/Linuxでディレクトリのツリー構造などを表示するのに便利な罫線記号の入力方法についての覚え書きです。
罫線とは
表や枠を作る際に引く線が罫線。
この罫線を引くための文字を罫線素片(Box-drawing character)という。
詳しくはWikipediaを参照。
使い道
個人的に罫線素片を使って罫線を引きたいなと思う場面がディレクトリツリーを文字で表現する場合です。
Linuxのtreeコマンドでは罫線素片を使って表示されています。
# ディレクトリーのツリー表示 $ tree -L 2 /boot /boot ├── abi-4.4.0-109-generic ├── abi-4.4.0-112-generic ├── config-4.4.0-109-generic ├── config-4.4.0-112-generic ├── grub │ ├── fonts │ ├── gfxblacklist.txt │ ├── grub.cfg │ ├── grubenv │ ├── i386-pc │ ├── locale │ └── unicode.pf2
treeコマンドの結果をハイフンとパイプラインで置き換えると次のようなります。
boot /boot |-- abi-4.4.0-109-generic |-- abi-4.4.0-112-generic |-- config-4.4.0-109-generic |-- config-4.4.0-112-generic |-- grub | |-- fonts | |-- gfxblacklist.txt | |-- grub.cfg | |-- grubenv | |-- i386-pc | |-- locale | |-- unicode.pf2
罫線素片を用いて書いたほうが少し見た目がよく見えます。
罫線の入力
Ubuntu 16.04 で罫線素片を入力する方法です。
通知バー > Fcitx > Virtual Keyboard > Table Symbol
少し小さめの仮想キーボードがデスクトップに表示されます。
マウスカーソルで選択する以外にも、キーボードによる入力もできます。
仮想気ボードによる入力を終わる時は 通知バー > Toggle Virtual Keyboard で終了します。
【Ubuntu/Linux】ディレクトリ表示などに便利な罫線記号の入力方法