2017年も既に6月に入り、就職活動もいよいよ終盤になりました。
私もようやく第一志望の企業から内々定の連絡を貰いましたので、2017年の就職活動についての感想や振り返りなどを書いてみようと思います。
Contents
志望企業
志望業界
私の就職活動の軸としては、ITが好きで、ITを使って社会に貢献したいと考えていました。
ですので、志望業界は、IT業界一本に絞って就職活動をしてきました。
志望企業
IT系といっても幅広く、メーカー子会社(メー子)、ユーザー子会社(ユー子)、NTTデータ子会社(デー子)、独立系、コンサル、Web系、外資系などいろいろあります。
私はまず、選考が適性試験と面接のみの企業に絞って応募しました。
面接に加えて、グループディスカッションやグループワークまで、上手くできる自信も対策する時間もなかったので、選考内容が適性試験と面接のみで、しっかりと意思疎通ができるような企業を選びました。
面接に自信がなかった序盤は、独立系の中小企業の選考に参加し、ある程度自信がついた中盤からはメー子やユー子の選考に応募しました。
志望職種
志望職種は、システムエンジニア(SE)です。
システムエンジニアといっても仕事内容は会社によって異なります。
主に設計をする仕事、プログラムを開発をする仕事、ネットワークを構築する仕事、OSやミドルウェアを設定する仕事、本当に色々あるようです。
私は特にこの仕事がやりたいというものはなく、情報技術に関する仕事ならどれでも面白そうだと思っていたので、特に絞ることはなくいろいろな会社に応募して話を聞きました。
就職活動の流れ
大学3年生の春
思えば大学3年生の春頃、研究室のOBが研究室のメンバーに先輩の入社した会社の説明会をして貰える機会がありました。
プレゼンを聞く限り、教育制度や福祉制度が整っている良い企業なイメージで、私もこの企業に入ってみたいなと希望を膨らませていました。
が、帰宅してその会社について色々と調べてみると、評判の良くない典型的なIT系人売り企業で衝撃を受けました。
OBの方があんなに良い企業アピールしていたのに、実際はそんな会社なのかと。
企業研究も業界研究もまだ何も取り組んでいない時期でしたので、企業の表と裏の違いに驚きましたし、自分の研究室の先輩がそんな会社に入社していたことにショックを受けました。
また、背伸びをした大学に進学したつもりでしたので、この大学に入ってもそういった企業にしか就職できない可能性があることに、危機感を感じ不安になりました。
就職活動解禁前
プレエントリーを3月に控えた時期、リクナビやマイナビの就活冊子で自己分析や業界研究、適性試験対策をすればいいのは分かっていましたが、就活をするという実感が沸かずあまり取り組めませんでした。
とりあえず、時間のかかりそうな業界研究だけはしっかりと行いましたが、SPIは前半を少し、CABはまだ手を付けず、自己分析もあまりやれませんでした。
就職活動序盤
気持ちも対策も準備不足のため、就職活動のスタートダッシュは遅れました。
3月に企業説明会や選考が始まっていましたが、個別の企業への企業説明会に参加したのは3月の半ば、初めて適性試験を受けたのは4月の頭ごろでした。
とにかく面接の苦手意識があり、対策もあまりできていなかったので、適性試験の予約をなかなかできずにいました。
そしてこの頃から、就活に危機感を感じて、大学の合間にSPIやCABの対策を始めました。
終章活動中盤
合同説明会に出展していたとある企業では、3月頭に先行を開始して、3月末には無い内定の結果を出すというところもありました。
私は面接が不安だったので面接の予約をあとにあとに先延ばししてしまい、4月の半ばごろにようやく初めての面接を受けました。
面接を受けていく中で面接対策を重ね、面接対策のために自己分析も深堀していきました。
不安だらけの面接でしたが、就活サイト冊子やWebの情報を参考に対策をしていたおかげで、面接試験を通過し中小企業から内々定を複数頂きました。
就職活動終盤
面接にも慣れ、自信がついてきたので、メー子やユー子の選考にも参加しはじめました。
これまでに面接も何度か経験して、中小企業からの内々定も頂いていたので、とてもリラックスして緊張することなく面接に望むことができました。
御社に入社したいということ、過去の自分と今後の自分について、面接の中でアピールしました。
先攻で落選した企業は何社もありましたが、第一希望と第二希望の企業から内定を貰いました。
2社はそれぞれ地元の企業と東京の企業になるので、よく考えて決断しようと思います。
適性試験
適性試験はSPIとCABを事前に学習していたので、SPIとCABが使われている適性試験では問題なく通過することができました。
が、他の適性試験や独自の適性試験を利用している企業には、力不足であったり、柔軟に対応できず不合格になりました。
面接
ここからは面接についての感想についてです。
一次面接
人事部の採用担当の方との面接です。
1次面接では履歴書やESに記載するような志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなどを聞かれることが多い気がします。
IT業界の場合は、集団での経験やリーダーシップについての質問もよく聞かれると思います。
質問ばかりかと思いきや、質問の間にここがどういった特徴のある会社なのか、説明してくれることも多いです。
早期退職するような新入社員を減らそうと、双方向のコミュニケーションを意識しているような感じがします。
中小企業で1時間程度、大企業の子会社で30分程度、面接をしてもらえるかなという印象です。
二次面接(役員面接)
二次面接は会社の役員の方との面接になります。
二次面接は、一次面接のような堅い質問ではなく、人となりを見る質問やチームワークに関する質問、入社後をイメージした質問をされました。
- 休日の過ごし方や趣味
- どこに住んでるか
- アルバイトは何をしているのか
- 人からどんな人だと思われているか
- 集団での自分の立ち位置
- SEとして重要なことは何?
- チームで働く上で大事だことは?
- 分からない相手にはどう教える?
- 我が社で何をしたいか
- 企業選びの基準はなにか
- 希望の勤務地
- 10年後の自分について
面接の雰囲気的には、内定もほぼ確定で、面接官が入社後のイメージをするための質問をされているように思います。
社長面接
中小企業では社長面接がありました。
会社説明会では話さないような業界の深い話やここの企業の特徴、働き方、社員のタイプ、強み、やりがいなどを教えてもらいました。
あとは、役員面接のような人なりを知るための質問もいくつか。
他に、「3年後、5年後、10年後、どのような人間になりたいと思いますか?」や「将来的に技術系か管理系どちらを目指しますか?」などの質問もされました。
事前の対策で、SEとしての5年後、10年後について考えを自分なりにまとめていたので、その企業に合うように調整して話せたような気がします。
将来的にウチの社員としてどういった人材になるのか判断している感じでしょうか。
感想
プレエントリ前
よく就活サイトの先輩インタビューの中で、プレエントリ後はとても忙しいので、絶対に準備をしておくべきというのを見ました。
私は業界を絞っていて応募した企業が10社程度だったので、プレエントリー後に適性試験の対策や自己分析をする時間がありましたが、もっと早く危機感を持ってやっておくべきだったと思います。
さまざまな業界を考えてる方や何十社も応募しようと考えている方は、履歴書の作成や企業研究で時間が足りなくなるはずなので、尚のこと事前の準備は大切だと思います。
企業選び
企業選びは人それぞれだと思います。
グループワークやグループディスカッションにも尻込みせず、いろいろな企業に応募するのもよし。
苦手な選考方式は避けて、自分の得意な選考方式を採用している企業に応募するのもよし。
私はグループディスカッションやグループワークのある企業を避けたので選べる企業は減りましたが、自分の得意な面接という場に絞ったことで就職活動にも自信が持てましたし、中盤以降は就職活動もそれなりに楽しむことができました。
また、はじめは志望度の低い企業の選考に参加し、自信がついてから本命の企業の選考に参加するというのは、前者の企業には悪いですがとても効果のある方法だと思います。
自己分析
リクナビやマイナビで就職活動でいちばん時間をかけたのは?というアンケートで自己分析というのがあり、就職活動前は半信半疑で自己分析をしていましたが、就職活動をしてみると自己分析は本当に重要だったと感じます。
企業はその学生がどういった人間なのかを知りたいので、その学生を知るための質問をされます。
学生はその質問に対して自分がどういう人間なのかをアピールするわけですが、これはしっかりと自己分析ができていないと語れません。
面接を上手く成功させるためには、しっかりと自己分析をして自分自身を知ることが大事だと感じました。
私は面接の中ですぐに答えられずに、面接の中で過去を振り返るようなことがあったら、面接の後にはしっかりともう一度自己分析をするように心が変えていました。
自己PR
面接を成功させるためには、自己PR、つまり学生時代に力を入れて取り組んだことを何か1つでも作っておくと良いように感じました。
採用担当者に自己PRをする上で、説得力ある自己PRにするためには、学生時代に力を入れてきたことと繋げるのが良いと思います。
私は学生時代に情報系の資格取得に取り組み、応用情報技術者試験に合格していましたので、ITに興味関心があり、ITを活用して人の役に立てる仕事がしたいという気持ちを全面的にアピールしました。
就職活動において、入社後の教育を重視するため資格はあまり考慮しないという話を聞いていましたが、私の就職活動が思いのほかスムーズに進んだのは資格があったからだと思います。
IT業界に興味のある人は情報処理技術者試験を、海外に興味のある人はTOEICなどに挑戦してやる気をアピールするといいかもしれません。
まとめ
だいたい書きたいことは書ききったかなというかんじです。
私はブログを読むのも書くのも好きなので、就職活動中にも就職活動に関する記事を色々と探して読んでいました。
そういったブログ好きの方の就職活動の参考にでもなれば嬉しいです。